天災人災、災害は、いつどこで起こるかわからない。
せめて自分の身は自分で守らねば、というワケで、 災害を体験してイザという時の防災行動力を身につけようと、 「本所防災館」の体験ツアーに参加しました。 消防署の中にあって、見学自由で、いろいろな体験が全て無料なんて、 すんげー施設があったもんだ! 予約した時間に行くと、立派なシアターに案内され、 3D映像でいろいろな震災の再現ビデオ。 ストーリー仕立てのオムニバス版で、地震の時は本当にイスが揺れる。 家具が落ちてきたり、瓦やガラスが降ってきたり、人が殺到して踏み潰されそうになったり、かなりの迫力です。 今回一緒に体験したのは4組、計12名。 仲良し女子中学生4人グループ、高校生の男の子の二人連れ。 会社の研修とおぼしき制服を着た男性4人、そして私と友人。 意外と、いろんな人たちが来てるのね。 そんなこんなしているうちに体験がはじまって、 まずは、煙に巻かれて非難する訓練。 甘ったるい匂いのするニセ煙が充満した迷路を、 この表示だけを頼りに、出口を探します。 何がキツイって、「煙を吸わないように体を低くするように」と、しゃがんで、にじり歩きですよ。 最後のほうは、ひざを突いて、ハイハイしてました。 おかげで、翌日は筋肉痛~(^^;) 4人ずつに分かれて入るので、残った人たちは外でモニター見てるんだけど、 最初に入ったのが女子中学生4人組だったもんだから、 マイクを通して奇声が上がるたびに、「いったい何が起こるんだ?」って、 自分の順番が回ってくるまでドキドキのお化け屋敷状態です(笑) そしてお待ちかね、 震度7が体験できる、地震体験コーナー。 テレビドラマのセットみたいな部屋で、 関東大震災やら阪神淡路大震災と同じ揺れが体験できます。 私たちが体験したのは、 宮城県沖地震。 地震が起こると同時に、座布団をかぶってテーブルの下にもぐり、そのあと火を消してドアを開けるんだけど、これがけっこう大変。 歩くどころか四つん這いになっていてもすぐゴロンと転げるし、テーブルの足に頭はぶつけるし、友人は後頭部をかばおうとして、オデコを床に強打していました。 うちであんなのが突然きたら、テーブルにたどり着く前に、家具の下敷きになりそうだなぁ。 消火訓練は、スクリーンに向かって、本物そっくりの消火器で、火災を消す体験ができます。 ビデオが始まると同時に「火事だーーっ」と叫んで、消火器を持って駆けつけ、 教えられた手順で、いちっ、にっ、さんっ、消火ーーっ。 消火器の中身がなくなる頃に、ちょうど火が消えるようになってるんだけど、 効果的にかけないと、消えないこともあるみたい。 このあと、応急処置訓練か暴風雨体験が選べます。 暴風雨体験は、合羽を着て完全防備。。。 だけど、手や顔や前髪はかなり濡れるから、それなりの覚悟でね。 それぞれの体験の前には簡単なレクチャーがあって、 それを説明してくれる係のおじさんがオモシロくてねぇ~。 消防生活42年の大ベテラン。 若い頃は現場で活躍したらしいんだけど、 定年後は、防災館の説明員として第2の人生を満喫してるって感じ。 茨城弁でしゃべるたびに、 女子中学生にウケるウケる(笑)。 体験を申し込むと、 1人1枚ずつカードを貰って、 一つ体験するごとにその成績がカードに記録されていきます。 他にも、119番通報の練習ができたり、クイズをやったり。 「液状化現象とは?」をわかりやすく説明する模型があったり、展示物もいろいろ。 最後に終了証が発行されて、記念撮影までしちゃいました。 あとは、ここで学んだことを生かせる日が、来ないことを祈るだけ。。。
by Lee-4
| 2005-04-26 01:24
| 日常あれこれ
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